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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第18章 甘い瞳―杏side-
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____
「おはようございます」
先に出勤してデスク周りを整理していた小柳先輩に挨拶した。
「足は大丈夫?」
「あ・・・はい」
「それよりも香芝さんには謝らないといけないわね」
「えっ!?」
「昨日のメモの件」
「あ・・・」
帯刀部長のメモか・・・
私も大きな誤解をして、帝さんに要らぬ恥をかいてしまった。
「ゴメンなさいね」
「私も驚いてしまって・・・」
「悠来にも読んだらちゃんと処分しとけと言われているんだけど…昨日はつい…忘れてしまって」
悠来か・・・
帯刀部長の名前を呼び捨てるなんて・・・
何だか羨ましい。
「おはよう。小柳さんに香芝さん」
私と小柳先輩が喋っていると頼さんがは挨拶して来た。
「「おはようございます。社長」」
二人で声を揃え、挨拶した。
「俺は先に行く。高井田が香芝さんに話があるそうだ」
頼さんは帝さんの持っていたブリーフケースを奪い、先に社長室に入ってしまった。
「あの…高井田さん…私に話とは・・・」
帝さんは浅く息を吐いて困惑したように顔を顰める。
「高井田さん…メモの件ありがとうございます」
「小柳さん…次からはキチンとメモは処分するように」
「はい」
「あの…私に話って・・・」
「香芝さん…ちょっと来て」
帝さんは私を秘書室から連れ出す。
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「おはようございます」
先に出勤してデスク周りを整理していた小柳先輩に挨拶した。
「足は大丈夫?」
「あ・・・はい」
「それよりも香芝さんには謝らないといけないわね」
「えっ!?」
「昨日のメモの件」
「あ・・・」
帯刀部長のメモか・・・
私も大きな誤解をして、帝さんに要らぬ恥をかいてしまった。
「ゴメンなさいね」
「私も驚いてしまって・・・」
「悠来にも読んだらちゃんと処分しとけと言われているんだけど…昨日はつい…忘れてしまって」
悠来か・・・
帯刀部長の名前を呼び捨てるなんて・・・
何だか羨ましい。
「おはよう。小柳さんに香芝さん」
私と小柳先輩が喋っていると頼さんがは挨拶して来た。
「「おはようございます。社長」」
二人で声を揃え、挨拶した。
「俺は先に行く。高井田が香芝さんに話があるそうだ」
頼さんは帝さんの持っていたブリーフケースを奪い、先に社長室に入ってしまった。
「あの…高井田さん…私に話とは・・・」
帝さんは浅く息を吐いて困惑したように顔を顰める。
「高井田さん…メモの件ありがとうございます」
「小柳さん…次からはキチンとメモは処分するように」
「はい」
「あの…私に話って・・・」
「香芝さん…ちょっと来て」
帝さんは私を秘書室から連れ出す。