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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第24章 父の愛情-杏sideー
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お父様は突然心筋梗塞で亡くなったーーー・・・

「突然だったな・・・」

悲嘆にくれた私とお母様に代わって、頼さんが葬儀の段取りを執り行ってくれた。

「ありがとう…頼君」

「神宮寺家の当主として当然のコトをしただけです」

お父様が生きていたら、きっと私と帝さんの結婚を猛反対しただろう。


「それよりも頼君から訊いたけど、杏…貴方…高井田さんと結婚するの?」

私は隣に座る帝さんを尻目で見た。

「悲しみに暮れた香芝夫人に今、お話するコトは不謹慎だと思い、控えていました。俺は以前からお嬢様の杏さんとは交際しておりました」

「そうだったの。あの人は貴方達の交際を知っていたの?」

「はい」

「そう。知らなかったのは私だけか…。でも、あの人が生きていたらきっと反対したわよね」

お母様が祭壇に飾られたお父様の遺影を見つめる。

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