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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第4章 ビスクドールー帝side-
ビスクドール…19世紀ヨーロッパのブルジェア階級の貴婦人達の間に流行した人形。アンティックドールとも言う。
あの白磁器のような頬。
神宮寺社長の例え方に心の中でそうだと頷いた。
「杏に興味あるのか?」
「相手は女子高生で、社長の従兄弟だろ?興味はない」
「ある意味可哀相だと思うよ。杏は…。香芝副社長の意のままに育て上げられたんだから…爺ちゃんも…香芝副社長夫妻には再三、杏の育て方について口を挟んだんだけど。二人は取り合わなくて…」
香芝副社長は人の意見に耳を傾けようとしない。独自の道を突っ走るタイプ。
会長の意見にも耳を貸さないとは…問題大ありだな。
あの白磁器のような頬。
神宮寺社長の例え方に心の中でそうだと頷いた。
「杏に興味あるのか?」
「相手は女子高生で、社長の従兄弟だろ?興味はない」
「ある意味可哀相だと思うよ。杏は…。香芝副社長の意のままに育て上げられたんだから…爺ちゃんも…香芝副社長夫妻には再三、杏の育て方について口を挟んだんだけど。二人は取り合わなくて…」
香芝副社長は人の意見に耳を傾けようとしない。独自の道を突っ走るタイプ。
会長の意見にも耳を貸さないとは…問題大ありだな。