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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第5章 募る想い―杏side-
「感じたのか?」
「え、あ・・・」
私の頬は益々赤くなってゆで上がった蛸のようになってしまった。
全身にも熱が帯び、一瞬眩暈がした。
心の中は、急な高井田さんの豹変に少し恐怖心が湧き、瞳にもじわっと涙が滲み始める。
「俺が怖いのか?」
「・・・」
『うん』と言って嫌われるのが怖かったから…何も答えなかった。
「俺は別に苛めたワケじゃない。まぁ、でも…杏が不快に思うなら…苛めたコトになるのかな?」
高井田さんは私の毛先から指をゆるりと離して、背を向けてデスクに戻った。
「え、あ・・・」
私の頬は益々赤くなってゆで上がった蛸のようになってしまった。
全身にも熱が帯び、一瞬眩暈がした。
心の中は、急な高井田さんの豹変に少し恐怖心が湧き、瞳にもじわっと涙が滲み始める。
「俺が怖いのか?」
「・・・」
『うん』と言って嫌われるのが怖かったから…何も答えなかった。
「俺は別に苛めたワケじゃない。まぁ、でも…杏が不快に思うなら…苛めたコトになるのかな?」
高井田さんは私の毛先から指をゆるりと離して、背を向けてデスクに戻った。