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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第7章 甘濡れのラブホー杏side-
私達はランチを終えて、昼間のホテル街を練り歩く。


「ホテルのチェイスは杏に任せる。どこでも好きな場所を選ぶんだ」


私は目の前の白亜のホテルを指差した。


「ここか…入るぞ」


帝さんが私の肩に手を乗せる。緊張でビクッと震える肩。


「杏が選んだ道だろ?別れてもいいんだぞ」


二の次に囁く別れの言葉。



「ラブホテルは初めてだから緊張しているだけです」


私は強い口調で誤魔化した。


二人でホテルの入口へと吸い込まれて行った。




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