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ギルディ~S系エリートと鳥籠の令嬢~
第1章 駅カレ―杏side-
大学部に行く為の予行練習。
そう謳って、電車通学させて貰ったもんだから、進学先も女子だけの大学部に決まってしまった。
私はこのまま…恋を知らず、お父様の決めた男性と結婚してしまうかもしれない。
お父様に抗っても、鳥籠の中の小鳥である身分は変わらないのだった。
色んな匂いが混じった車内。腕を動かすのもひと苦労だった。
車内は冷房がきいているが人の熱気で、私のカラダは薄らと汗ばんでいる。
私も年頃、体臭には気を遣っていた。
「!?」
私のスカートの辺りにもぞもぞと手が動く気配を感じる。
そう謳って、電車通学させて貰ったもんだから、進学先も女子だけの大学部に決まってしまった。
私はこのまま…恋を知らず、お父様の決めた男性と結婚してしまうかもしれない。
お父様に抗っても、鳥籠の中の小鳥である身分は変わらないのだった。
色んな匂いが混じった車内。腕を動かすのもひと苦労だった。
車内は冷房がきいているが人の熱気で、私のカラダは薄らと汗ばんでいる。
私も年頃、体臭には気を遣っていた。
「!?」
私のスカートの辺りにもぞもぞと手が動く気配を感じる。