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理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
「次はトランスポートからアーティストを紹介させて頂きます」
お!いよいよだ!
「南一夜です」
うん!純朴な感じが、よいわ!
「須永嘉之です」
きゃ~!!
スーツで、綺麗にお辞儀する姿に感動で泣きそうだった。
息子の卒業式にでも参加してる気分だわ!
それぞれの作品を紹介された。
脇に実際描いたモノを置きながらスクリーンで映し出された映像は、確実にこれから進み出す未来を実感させる。
本当に成功させたい…
ここまで来たら、最後までなんでもやるぞ!
そんなこと考えてたら
「須永さん、この作品はどんな思いで描いたの?」
梶さんが、嘉之に質問していた。
一瞬慌ててしまったが、当の嘉之は慌てることなく答えた。
「タイトル通りです。愛しい人と愛しい空間が作れる様にです」
「じゃあ、愛しい人を思いながら描いたのかな?」
「まあ…はい…」
部屋が、一瞬ざわついた。
ちょっ!どんな展開よこれ?
「家族とか…実家のネコとか…思い付く限り…」
ネ…ネコ!?
「ははは!なる程!素晴らしいですね!また今度詳しく聞かせて下さい」
「はぁ…」
うっ…嘉之のテンションが、下がった気がする…。
てか、梶さんとやらジェントルマンに見えて、結構侮れない???
「面白いですね~なんか有りそうじゃないですか~」
更に不吉なことを元木さんが、呟いた。
お!いよいよだ!
「南一夜です」
うん!純朴な感じが、よいわ!
「須永嘉之です」
きゃ~!!
スーツで、綺麗にお辞儀する姿に感動で泣きそうだった。
息子の卒業式にでも参加してる気分だわ!
それぞれの作品を紹介された。
脇に実際描いたモノを置きながらスクリーンで映し出された映像は、確実にこれから進み出す未来を実感させる。
本当に成功させたい…
ここまで来たら、最後までなんでもやるぞ!
そんなこと考えてたら
「須永さん、この作品はどんな思いで描いたの?」
梶さんが、嘉之に質問していた。
一瞬慌ててしまったが、当の嘉之は慌てることなく答えた。
「タイトル通りです。愛しい人と愛しい空間が作れる様にです」
「じゃあ、愛しい人を思いながら描いたのかな?」
「まあ…はい…」
部屋が、一瞬ざわついた。
ちょっ!どんな展開よこれ?
「家族とか…実家のネコとか…思い付く限り…」
ネ…ネコ!?
「ははは!なる程!素晴らしいですね!また今度詳しく聞かせて下さい」
「はぁ…」
うっ…嘉之のテンションが、下がった気がする…。
てか、梶さんとやらジェントルマンに見えて、結構侮れない???
「面白いですね~なんか有りそうじゃないですか~」
更に不吉なことを元木さんが、呟いた。