この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第4章 同棲スタート
「今日、香織ん走って帰って来たの?ちょっと息あがってたよね」
「あっはい…ピンポンダッシュ…出来なかったから」
正直に話したが、自分でも走って帰らなくても良かったかなと照れ臭くなった。
「ごめんね、急がせちゃったかな」
言葉とは裏腹に笑顔の小田切さん。
「あっ、でもですね!嬉しい事があったんで浮かれて走ってしまったんだと思います!」
そうだ!
井関さんに励まされて、私はきっと嬉しくて走ってたのかも!
「そんなに良いことあったの?」
「う~ん…人によるかもですが私には凄い有難い事で…」
会社から帰る時の井関さんとのやり取りを全て話した。
思えば小田切さんには、不思議と隠さず話せてしまうな…正に小田切マジック!
「ここ何年か私、凄い周りが見えてなかったんだなって…恋愛で悩み過ぎて、凄い器が小さくなってた事に気づいて…」
話続ける私の話を小田切さんは、手を止めて黙って聞いてくれている。
「私もその主任みたいに、人の本質をしっかり見れる人間と言うか…器になりたいなぁ~て!人の優しさに気付けるようになりたいし、人に優しくなれるよう成長したいと思ったんです!」
その言葉に、小田切さんは一瞬切ない表情になったけど、直ぐにいつもの柔らか微笑みで、私の頭をポンポンと撫でて
「いい先輩がいて有難いね。そうゆう人がいる会社は安心できるし、自分の成長にもってこいだ。香織んもそれに気付けたなら、その恋愛も報われるよ」
「そう…ですかね」
また誉められた気がして、顔が弛んでやしてないかと思う。
「あっはい…ピンポンダッシュ…出来なかったから」
正直に話したが、自分でも走って帰らなくても良かったかなと照れ臭くなった。
「ごめんね、急がせちゃったかな」
言葉とは裏腹に笑顔の小田切さん。
「あっ、でもですね!嬉しい事があったんで浮かれて走ってしまったんだと思います!」
そうだ!
井関さんに励まされて、私はきっと嬉しくて走ってたのかも!
「そんなに良いことあったの?」
「う~ん…人によるかもですが私には凄い有難い事で…」
会社から帰る時の井関さんとのやり取りを全て話した。
思えば小田切さんには、不思議と隠さず話せてしまうな…正に小田切マジック!
「ここ何年か私、凄い周りが見えてなかったんだなって…恋愛で悩み過ぎて、凄い器が小さくなってた事に気づいて…」
話続ける私の話を小田切さんは、手を止めて黙って聞いてくれている。
「私もその主任みたいに、人の本質をしっかり見れる人間と言うか…器になりたいなぁ~て!人の優しさに気付けるようになりたいし、人に優しくなれるよう成長したいと思ったんです!」
その言葉に、小田切さんは一瞬切ない表情になったけど、直ぐにいつもの柔らか微笑みで、私の頭をポンポンと撫でて
「いい先輩がいて有難いね。そうゆう人がいる会社は安心できるし、自分の成長にもってこいだ。香織んもそれに気付けたなら、その恋愛も報われるよ」
「そう…ですかね」
また誉められた気がして、顔が弛んでやしてないかと思う。