この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第12章 板ばさみ
「本当に大丈夫っ!自分でやるから!」


「自分じゃ、やり辛いよ」


小田切さんはジリジリ寄ってきて、私を壁に挟み逃げれないよう両腕を壁に押し付けた。


超密着なんですけど!


「あの…小田切さん…」


「剥がすよ…」


「やっ!」


あぁ…どうか虫刺されと思って下さい!


「……」


小田切さんは黙り込み、目を細めて痣を見詰めていた。


なんで何も言わないんだろう…。


「小田…切さん…?」


「虫…か…」


「えっ?」


小田切さんの顔が傾いて近付き、私の首元に寄せてきた。


「あ…あの…」


嘉之が付けた痣の位置に小田切さんの唇の感触がして、優しくゆっくりと肌を吸われているのが分かる。


「………!!」


余りに急なことにパニックになるし、思わず声が出そうになり、小田切さんの服をギュッと握る。


「…小田…さ…」


一分くらい経った頃、ようやく小田切さんが顔を上げ…


「…チュー」


「はい?」


「虫と、間接チューかな?」


そう言って、ニヤリと笑う。


/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ