この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第19章 罪悪感?
「ガッチャン!」
バスのドアが開く。
「あ~さっぱりしたぁ~」
小田切さんが髪を拭きながら、寝巻きの浴衣に着替えて出てきた。
私は、一つだけあった椅子に膝を抱えて座ってテレビを見ていると
「香織ん、そんな所に納まってキツくないの~?」
屈託なく笑う笑顔に、胸がキュン!となるよ…。
「小田切さん…朝起きて、浴衣開けてたらごめんね…」
半分本気…
残り半分は…。
「えっ…じゃあ、また開けない様にしようか?」
「うん…出来たらお願いします!」
ピョンと椅子から降りて、小田切さんの前に立つ。
計算ぽかったよね…
でも、その先の進展はきっと無いしな…。
浴衣を直してくれてる、小田切さんを見詰めながら、希望と諦めが交錯してしまう。
「はい…出来たよ。これで朝まで大丈夫!」
ニッコリ笑いかけてくれるけど、その言葉で十分諦めモードだった。
バスのドアが開く。
「あ~さっぱりしたぁ~」
小田切さんが髪を拭きながら、寝巻きの浴衣に着替えて出てきた。
私は、一つだけあった椅子に膝を抱えて座ってテレビを見ていると
「香織ん、そんな所に納まってキツくないの~?」
屈託なく笑う笑顔に、胸がキュン!となるよ…。
「小田切さん…朝起きて、浴衣開けてたらごめんね…」
半分本気…
残り半分は…。
「えっ…じゃあ、また開けない様にしようか?」
「うん…出来たらお願いします!」
ピョンと椅子から降りて、小田切さんの前に立つ。
計算ぽかったよね…
でも、その先の進展はきっと無いしな…。
浴衣を直してくれてる、小田切さんを見詰めながら、希望と諦めが交錯してしまう。
「はい…出来たよ。これで朝まで大丈夫!」
ニッコリ笑いかけてくれるけど、その言葉で十分諦めモードだった。