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理想と偽装の向こう側
第19章 罪悪感?
「ずっと運転してたから、凝ってるかもよ!」


「う~ん…でも、お風呂入ったし…どうかな?」


「まぁまぁ!私、結構上手いんだよ!」


自分も凝る方だから、人のも割りと分かる。


私は半ば強引に、小田切さんの肩を揉み始めると…


「結構、凝ってるよ!」


「えっ!本当!あっ、痛っ!」


本当に凝っていた。


首筋とか肩甲骨辺りもキテいる。
これは辛かったんじゃないのかな…。


パソコンも使うし、眼精疲労もあるのかも。


私がツボを押していくと、


「イツッ!あ~でも、そこ気持ちいい~!」


小田切さんもいい感じに反応し始めたので、スイッチが入る。


「小田切さん!うつ伏せに寝て!」


よっし!とことん揉み解そう!


「えっ!香織ん疲れるでしょ」


「大丈夫です!」


「そ、そう…」


戸惑いながら、小田切さんは床に寝っ転がり、私は跨いで体重をかけていく。

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