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異世界のイケメンに脱童貞させてくれとお願いされている
第3章 初めてのキス

温かくざらざらした指が触れて、ブラジャーが外される。小さな布切れは床に落ちた。また前に戻ってきたユーグは、硬直しながらもわたしの肌を見てくる。
いいよ、見ても。綺麗かどうかは知らないけど。西洋の女性みたいに大きくもないし。でも、ユーグがあまりにも真剣だから、思う存分堪能させてあげたいとは思う。
ジャージの下も脱がされた。ショーツが一緒に脱げてしまってユーグは驚いたらしい。そういえば下の毛は処理してないけど、この世界の女性たちは処理しているのかな。どっちだろう。
全裸になったわたしに、ユーグの熱のこもった目が突き刺さる。どこか女神に対する恭しさも感じられて、わたしはちょっと気分がよくなった。
「ユーグも脱ぎなよ」
とたんにユーグはつんのめるぐらいの勢いで鎧を外し始めた。手伝ってあげようかと思ったが、その隙もない。チュニックやらブーツやらも放り投げるようにして脱ぎ捨てる。

