この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異世界のイケメンに脱童貞させてくれとお願いされている
第4章 初めての愛撫

「女神様のお声、可愛らしいです……。もっと聞かせてください」
もっとと言われても、こういう時の声って意識して出せるもんじゃない。それよりもユーグの興奮に浮かされた声の方がやばい。低くかすれていて、腰に直接響くようだ。
「背中、好きなんですね?」
ユーグの手のひらが、わたしの背中をことさらにゆっくりと撫で回す。
「あっ、ああっ!」
びくびくと仰け反る自分にびっくりだ。こんなに派手にのたうち回って引かれないだろうか。
だがユーグは満足そうに、口元には穏やかな笑みさえ浮かべている。
こいつ、童貞のくせに余裕じゃないか。わたしなんて今頭が働かなくて大変なのに。
「ひぃっ」
ユーグの中指が、背中の中心を上から下まで、すぅっとなぞっていった。それだけでわたしは背筋をしならせる。
「やっぱり、ここ気持ち良さそうですね……」
ユーグは何やらコツのようなものを掴んできたらしい。自信のなさそうな態度も抜け、徐々に動きが大胆になってきている。

