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そのキスは許されていない……
第1章 私は貴女のモノ。でも貴女は…
脳髄まで突き刺さるようなそのハスキーボイスは、
私がお慕いする主であるあなたが乱れる艶声だった。
今宵も…
あのベッドで…
あの男に凌辱され感じるあなたの悦に入った声を耳にしながら、
私は呼び出されるその次の仕事を待っていた。
事後あなたの躰を清めるという神聖な仕事を…
私の名は佐伯浩志(さえきひろし)。
私が生まれて間もなく突然の不幸で父に先立たれた母は、
独り働きながら私を育ててくれていた。
そんな母は私が5歳の時、住み込みで働き始めたのは…
白石家というこの辺では有名な名家のお屋敷。
そしてそこの旦那様は、お嬢様と年の近い私に対して
「聡美の遊び相手に…
お兄ちゃんになって守ってやってほしい」
とおっしゃって下さった。
昔、あなたは私の事を「ひぃちゃん」と呼んで慕ってくれていた。
その頃から愛らしくて聡明なお嬢様だった。
お嬢様と私はそれからの繋がりで…
幼いころは話し相手や身の回りのお世話係として、
現在は秘書としてお側でお仕えすることを許されている。
私はお嬢様の事をお慕いしている…
それは部下として仕事をするあなたを尊敬するとともに、
女性としてのあなたにも許されない感情を抱いてきた。
「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、いやぁ~」
私がお慕いする主であるあなたが乱れる艶声だった。
今宵も…
あのベッドで…
あの男に凌辱され感じるあなたの悦に入った声を耳にしながら、
私は呼び出されるその次の仕事を待っていた。
事後あなたの躰を清めるという神聖な仕事を…
私の名は佐伯浩志(さえきひろし)。
私が生まれて間もなく突然の不幸で父に先立たれた母は、
独り働きながら私を育ててくれていた。
そんな母は私が5歳の時、住み込みで働き始めたのは…
白石家というこの辺では有名な名家のお屋敷。
そしてそこの旦那様は、お嬢様と年の近い私に対して
「聡美の遊び相手に…
お兄ちゃんになって守ってやってほしい」
とおっしゃって下さった。
昔、あなたは私の事を「ひぃちゃん」と呼んで慕ってくれていた。
その頃から愛らしくて聡明なお嬢様だった。
お嬢様と私はそれからの繋がりで…
幼いころは話し相手や身の回りのお世話係として、
現在は秘書としてお側でお仕えすることを許されている。
私はお嬢様の事をお慕いしている…
それは部下として仕事をするあなたを尊敬するとともに、
女性としてのあなたにも許されない感情を抱いてきた。
「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、いやぁ~」