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女子大生 成宮恵理
第19章 欲しい
「ちょっと待ってて。」
そう言って悠一郎はお酒が入っていたコンビニの袋から小さな箱を取り出し、その封を開けた。
箱から手際よくコンドームを取り出してベッドに戻ってくる悠一郎。
恵理はベッドに寝ながらそんな悠一郎をじっと見つめていた。
ゴム、用意してたんだ。
奈々と使うつもりだったんだろうなぁ。
そんな考えが脳裏を過ぎって、少しだけ萎える。
でもすぐにその思考をシャットアウトした。
それよりも、悠一郎と繋がりたいという気持ちが強かったから。
奈々の事を考え始めたら、もう悠一郎を感じる事が難しくなる。
それが嫌だって本能的に身体が感じたから、脳が勝手にシャットアウトしたのかもしれない。
今見ている夢を、終わらせたくなかった。
「……。」
目線を下に向けると、裸の悠一郎の下半身が見えた。
コンドームを着けようとしているのだけれど、悠一郎のソレは力強く上に向かって勃起していて、なんだかそれが嬉しくて。
私で興奮してくれているんだと。
素直に〝欲しい〟と思えて、アソコが疼いた。
コンドームを着け終えた悠一郎が、恵理の脚を持って股を開かせる。
内股にして閉じていた脚をグイっと外側に開かれてあられもない格好にさせられると、女として恥ずかしい気持ちが生まれるのと同時に、いよいよ悠一郎とひとつになるんだと予感させられて気持ちが高ぶる。