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女子大生 成宮恵理
第26章 どうしよう!
台風一過。

恵理の部屋に悠一郎が泊まった翌朝は、昨日の嵐が嘘のように街は静かになっていて、雲一つない清々しい青空が広がっていた。

その日2人が目を覚ましたのは午前中、と言ってもすでに昼の少し前であった。


「ん……」


先に起きたのは恵理。


「ん……頭痛い。」


軽い二日酔い。昨日摂取したアルコールがまだ少し残っている。


「あれ、私……昨日……え?」


起きたばかりでまだ頭の中の記憶がはっきりしないまま、ふと横を見ると、そこには同じ布団中に入って寝ている悠一郎の姿。

しかも布団から出ている悠一郎の上半身は服を着ていない。


「キャッ!……え!?どうして?えっ?これって……」


その状況が理解できなくて一瞬驚く恵理。

そして数秒後に気付く。隣で寝ている悠一郎だけではなく、自分自身も服を着ていないことに。

しかも全裸だ。下半身にもパンツさえ穿いてない。


「イヤッ……え、あ……」


そこで恵理はようやく昨晩の事を思い出した。


そうだった、昨日は台風で、それで悠一郎君が来て……それで2人でお酒飲みながら映画見て、泊まることになっちゃって……それで……


テーブルの上を見ると、そこには破かれたコンドームの袋が3つも。

ベッドの上での記憶が鮮明に蘇って、恵理は顔を赤くした。


『ああっ!イクっ!悠一郎君!ああんっ!』


結局あの後、2回目を終えても悠一郎の欲求は収まらなかったようで『もう1回いい?』と、それで恵理もそれを受け入れて3回戦目に突入。

しかも3回戦目はかなり激しくて、身体の感度も最高潮に達していて、正直何度絶頂したか覚えていないくらいに感じてしまった。

とにかく2人とも汗だくになりながら腰を振りまくって、身体を舐め合って沢山キスをして。

終わった頃には足腰が立てない程になってしまい、シャワーを浴びる力も服を着る力も残っていなくて、そのまま力尽きた状態で2人で眠りについた。

そんな昨日の記憶を思い出すだけで身体がカァっと熱くなる。

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