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第2章 Scene.01

　
　口にしたところで頭では理解できた。

　『ブタ』とか陰口を言われ続けていた今までの容姿とは真逆の容姿。

　エロマンガとかで描かれてるような、整いすぎたプロポーションの女。

　ムチムチのエロいカラダをしているのは自分だった。

　胸の谷間に何か小さくハートのような痣がある以外は、全く以て不満が無いカラダ。

「ふふっ………」

　状況は分からないけど笑みが溢れた。

　犯された後なのに、笑えるなんて笑える。

　でも、今までを考えたら笑っても仕方ない。

　体型で散々馬鹿にされ、罵られてきた事なんてどうでも良くなってくる。

　今がどういう状況かなんて、今はどうでも良い。

　鏡に映るイヤらしいカラダ。

　男の欲望を誘うようなエロいカラダ。

　それが自分だと、今は酔い痴れていたかった。


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