この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
びっちカノジョ 【1期目】
第10章 Scene.09
 
 持ってきてくれた料理に舌鼓を打つ。

 素朴な味。

 それでも、何処かしら母親の味を感じる。

「慌てなくて良いから、ゆっくり噛むんだよ」

「え、えぇ…」

 そんなにがっついていたのかと思ったら恥ずかしい。

「アンタ若いんだし、色々経験するのも悪い事じゃないね」

 少なくとも、この世界ではオトコとヤる事しかしてない。

 そんな事は言えない。

「その内、アンタにも良い人出来るだろうしね」

 こんなヘンタイヤリマンマゾビッチと一緒になりたい奇特な男が居るのか甚だ疑問。

「あは…は………」

 乾いた笑みしか出せなかった。

「暫く居るつもりなら、ここを家だと思えば良いさね」

 自室がラブホ仕様なのはどうかと思った。

 しかし、それ以上に、おばさんの言葉が耳に残った。

「…えぇ。ありがとう」

 素直に頭を下げた。


―――――――――


「もぉっ、だから野宿はイヤだってぇ」

「だから、着いてこなきゃいいだろっ」

「だ、だから、アンタ一人じゃ」

「アカネが居ても迷うのは変わらないんだからさぁっ」

「…もうご飯作らないからねっ」

「…ご飯に関しては有難く思ってます」
/289ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ