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びっちカノジョ 【1期目】
第10章 Scene.09
 
「ふぅ………」

 空は暗く、窓から見える光景は煌びやか。

 ネオンが連なる裏通りを、旅人や騎士が通り過ぎていく。

「もう、この光景も見慣れてきそう」

 ここに来てから、まだそんなに経っていないはず。

 それなのに、この異様な光景に馴染みつつある気がする。

「風も…爽やかだし………」

 シャワーの水で濡れた髪を乾かすように風が撫でつける。

 濡れたおっぱいも陰毛も乾いていく。

 開け放たれた窓からチラチラと視てくる人たち。

 膝下くらいから天井までの大きな窓。

 そこに、おっぱいもおマンコも晒して、丸裸で立っていれば当然だった。

 食い込む水着は消していた。

 ミュールだけを履いている姿。

 風俗街を歩く男たちの視線が刺さってくる。

 形が崩れていないカラダ。

 爆乳おっぱい。

 薄目の黒い陰毛。

 躊躇いも戸惑いも無く、無遠慮に突き刺さる。

 こっちの人種もあっちの人種も。

 あっちの人種の男に、初めてイヤらしい視線を向けられた。

 アタシのカラダに興味が無かった訳じゃなかったと理解出来た。
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