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びっちカノジョ 【1期目】
第12章 Scene.11
 
 ふと目が開いた。

 今となっては見慣れた天井。

 仰向け。

 頭を動かせば、窓の外は明るかった。

「…なに? …一体………」

 カラダを起こせば、不意に感じる冷たさ。

 その方へと目を向ければ、ゴワゴワに強張ってる陰毛。

 そして、トロトロと汁を溢れさせているワレメ。

 窓に鍵は掛かっている。

 当然、オートロックの出入り口扉も閉まっている。

「……オンナなのに…夢精?………な訳…ないよね」

 ワレメから溢れる液体を指先で掬う。

 匂いを嗅げば、嗅ぎ慣れた匂い。

 明らかに精液。

 ナカ出しされているのは、紛れもない事実。

「でも…一体…誰が………」

 五Pをしていた鮮明な記憶。

 しかし、この部屋に彼等が居た痕跡は全くない。

 ナカ出しされた事実が残る。
  
 そして、空腹が満たされたような感覚。

「もしかして………」

 今までのことを思い出して考え込んだ。
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