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びっちカノジョ 【1期目】
第12章 Scene.11
 
「夢にしては…リアルすぎ……」

 ナカ出しされた感覚だってあった。

 心地よい疲労感だってあった。

 四人の男が居て、それぞれが一様に無言だった。

 可能性として、ねずみ男や牛男たちと同じだと行き着く。

 一体、どういう存在なのかサッパリ分からない。

「…ま、いっか」

 あの類と同じなら、カラダはその内綺麗になるはず。

 しかし、気分的にサッパリしたい。

 外からも丸見えの、スケスケガラス張りの浴室に入る。

「にぇぇっ!?」

 扉を開けて直ぐ。

 全身を写す鏡。

 いつもと変わらないエロボディ。

 しかし、髪が頭頂部から半分ほどピンクに染まり、そこから毛先までは白髪になっていた。

「…アタシ……染めた覚え……無いんだけど………」

 美容院に行った覚えすらない。

 と言うか、最近は宿屋から一歩も外に出ていない。

 また浮かんでくる疑問。

「……ま、いっか」

 でも、直ぐにどうでも良くなる。

 考えたって分かるモンじゃなかった。
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