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第15章 Scene.14

　
「攫われたオンナがどうなるかは…大体想像つくっス。
　最初の内はヤりたいほうだい輪姦【ﾏﾜ】され、気に入られたオンナはアイツらの苗床にされ、他のオンナは売られるか殺されるっス」

　エロゲーみたいな展開。

　凌辱モノのエロアニメみたいな話。

　今までアタシは運よく平和な場所で、好き放題やっていた事を思い知らされた。

　いくらヘンタイビッチでも、殺されるなんてまっぴらゴメン。

　いくらヤられても、話を聞いてると大丈夫な気がしない。

「そ、それは………」

「だから、万が一を考えて、此処にはオンナが居ないっス。
　アッシらの家族は別の場所で暮らしてるっス。
　そして、今日。アイツらは手打ちを破って攻めてきたっスよ。
　………姐御が見付かったら………まず…ヤバいっス」

　立っていられなかった。

　腰砕けになった。

　話を聞けば聞くほど、悪い方へと想像が膨らむ。

　アタシが生き残る良いイメージが直ぐに悪いイメージに掻き消されていく。

「あ…あぁ………」

　腰砕けたお尻の下が温かい液体で濡れた。