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びっちカノジョ 【1期目】
第15章 Scene.14
「ちっ…アンタらしくねぇぞ………」
表情を歪めながら、今尚、オスを求めるエリスの傍らに跪くリュウジ。
「あはっ。アタシぃ……おチンポぉ………だぁいすきなのぉっ」
噛み合わない会話に、シュウとアカネは少しばかり距離を置いて見守る。
「アンタなら…コイツら程度…高笑いでヤり倒せんじゃねぇのかよ」
苦笑交じりで言葉を洩らすリュウジの拳は硬く握られていた。
「うふっ……もぉ…おチンポぉ…無いのかしらぁ」
尚も誘うように液体に塗れた胸を揉み拉きながら、甘ったるく言葉を吐き出すエリス。
「もう…ねぇよ。……流石に…ヤりすぎだろ」
リュウジは声を詰まらせながらも、柔らかい口調でエリスに話し掛ける。
「あはぁっ。じゃあ…アタシぃ」
「せ、せめて、貴様だけでもぉっ!」
エリスの言葉を遮ったのは、傍らで転がっていた血塗れの獣人。
「あっ!?」
「りゅ、リュウジさんっ!」
斧を片手にヨロヨロと立ち上がり、ギラついた視線をリュウジへと向けていた。
その雰囲気に飲まれたかのように、シュウとアカネは声を出すのが精一杯だった。
それでも、リュウジは動かなかった。
「よ、余裕…カマしてるんじゃ」
「ック………おせぇっスよ……ボス………」