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びっちカノジョ 【1期目】
第6章 Scene.05
「あ、あの…。だいじょう…ぶ?」
床の上で茫然として座りながら視線を向ける。
顔を赤くさせた女。
顔を背けながらチラチラと見てくる。
紐がずれて丸出しのおっぱいと、脚を閉じた股間へと視線が揺れ動いてる。
「………」
「し、心配しなくても…だ、大丈夫だから。
アイツならきっと助けて………」
あの男がやる事なら盲目的に何でも正しいと思い込んでそうな女。
誰も助けてと言った覚えはないのに。
「アナタも大変だった………」
そして、この女も自分のしてる事が正しいと思い込んでる。
勝手にアタシを被害者に仕立て上げてる。
アタシの姿を直視できないなら見なきゃ良いのに。
「分かった、分かったからっ」
アタシを連れ込んだ男の投げ遣りな言葉。
正当化させた自分の考えを強引に押し付けられたら、誰だってああなる。
「じゃ、話も纏まったし………」
何処が纏まったのかアタシには理解できなかった。