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第1章 愛ある行為もほどほどに

　王室御用達のブティック。ここには豪勢で上品なものから、大胆なデザインのドレスまで多く取り揃えられている。


「これ！　これなんてアリエッタ様に似合いそうです！」


「こっちもいいな。試着するぞ」


　レオとナキラは普段アリエッタが着なさそうなドレスを選び、着せ替えをして遊んでいる。これも身体が入れ替わったからこそ出来る遊びだ。


　胸元や背中が大きく開かれたデザインや肌が透けそうなナイトドレスに至るまで、アリエッタの美しさをより際立てるものをどんどん着ていく。


　ただし着せるのはナキラだ。レオは脱がせるのは得意なものの、女のドレスを着せるのは不得意。


　そのナキラもあまりアリエッタが世話をさせてくれないからか、随分と愉しんでいるようだ。


「すごーくお似合いですね！　アリエッタ様、いつもこういう格好されればいいのにー」


「外には出せんがな」


　こんな姿、他の男には見せらない。部屋に閉じ込め、レオだけが愛でれるならばいつもそうさせたいが、と内心思う。







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