この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿シリーズ☆番外編
第5章 騒動の行方


****


 ジゼルたちと逢って以来、レオと気まずい日が数日続いていた。


 アリエッタは努めて気にしていないと振る舞っているものの、当のレオがどこかよそよそしいのだ。


 しかもレッスンを暫く休むよう言われており、レオと居ることもままならず。そのレオも出掛けることが多く、邸に帰ってこない日もある。


(避けられてる……とか? まさか、ね……)


 独りでいると、悪いことばかり考えてしまう。散歩でもして、気分転換しようと部屋から出る。


 すると窓からナキラとキッシュの姿が見え、お茶にでも誘おうかと思い立ち。アリエッタはキッチンに行き、銀のトレイに三人分のティーセットを用意し、二人のところに行けば。


「──え? じゃあ城にジゼル様が通ってらっしゃるってこと?」


 そんなキッシュの声が飛び込んできて、アリエッタは思わず立ち止まる。


「うん。城勤めの侍女から聞いた話だと、毎日足しげく通ってるって。さすがにサイラス様はお連れじゃないらしいけど……。これじゃあ箝口令敷いてても、意味ないわよ」


 まったく、とナキラは不機嫌そうに話す。






.
/273ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ