この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿シリーズ☆番外編
第1章 愛ある行為もほどほどに





 やるべき仕事を終えたナキラは部屋で読書に耽っていた。と、そこにけたたましく扉が叩かれる。


「ナキラ! お願い、開けて!」


(この声って……)


 ナキラは開いていた本を閉じ、テーブルに置いて急いで扉を開けた。


「アリエッタ様、どうされたんですか?」


 姿形はレオだが、瞳を潤ませるのは中身のアリエッタだ。まだ元には戻れていないらしい。


「お願い、今夜泊めてくれない?」


「……へ?」


 アリエッタの懇願に間抜けな顔で返事をしていれば、遠くからパタパタと足音が聴こえてきた。


「ナキラ……。とにかく匿って」


「わかりました。お入りください」


 何となく事情は掴めた。アリエッタを部屋の奥へと通し入口から見えない場所に居るよう言い置くと、再度ドアが叩かれた。


 来訪者は見ずとも解る。レオだ。


「どうされました?」


 なに食わぬ顔で出ると、焦った様子のレオが中を覗き込んでくる。


「アリエッタが来てないか?」


「いらしてますが、なにか?」


「通せ」


 強引に押し入ろうとしてくるレオをナキラは遮った。





.
/273ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ