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第5章 騒動の行方

　びくびくと身体を痙攣させるアリエッタはレオの首に腕を回し、息苦しさに耐える。


「何日も放っておくからこうなるんだぞ」


　昂り、嵩が増した己でアリエッタの内壁を小突き、悪びれもせず言うレオも、少しばかり苦しそうだ。


「そんな……、あぁっ、だめ……、全部は挿らな……」


「こうすればすぐ馴染む」


「んあぁ――っ」


　舌で弄られすぎて鋭敏になっている秘玉と胸の頂とを指で捏ねられ、奥から蜜が溢れ、蜜壁はうねり、彼へと絡みつく。


　レオの言うとおり、そうされているうちに媚壁は柔らかくほぐされ、欲望を最奥まで受け入れてしまっていた。


「ほら、な」


　勝ち誇ったように頤を上げ、抽挿をレオは始める。それも激しく腰を打ち付けるように。


「ひぁっ、……あぁ……、あぁぁ……ん」


　灼熱の塊で身体の内側を擦られる快感に、抗う言葉さえなく身悶え、あられもない声をあげる。


　下肢の奥が痺れ、接合部が熱で溶け合い、こうしていると本当にひとつになったのではないかという錯覚に陥る。


　せり上がる快感と、満たされる幸福感。


　額に汗が滲むレオも、その双眸は快感を追うだけでなく、アリエッタを求める熱が灯り。


　幾度となく同じ高みへと昇りつめ、どちらの熱か境目が曖昧になるほどに求め合った。







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