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隠匿シリーズ☆番外編
第7章 その代償は
陶酔した表情のリンゼイは、絶頂の余韻で太腿を痙攣させ、ぐったりとする。息は上がり、肌に玉の汗を結ぶ。
絶頂の拍子に縛られた手首を引っ張ったらしく、ジンジンとした熱を持っていたが、ジョシュアが上着を脱いでトラウザーズをリンゼイの眼の前でくつろげたものだから、手首の痛みなんて意識の外に飛ばされる。
オイルランプに照らされる肉体美と、凶暴な肉塊から眼が離せない。
あの逞しい胸に抱かれる幸せや、圧倒的な質量を誇る肉棒に酔わされる悦びをこれから味わうのだと想像すると、ひと度絶頂したはずの肢体が疼いてくる。
「そんなに物欲しそうなお顔をされずとも、すぐに差し上げますよ」
「あ……。ご、ごめんなさい……」
指摘されて、無遠慮に注視していたことを自覚する。
「咎めているわけではありません」
短く笑ったジョシュアは、ぬかるむ蜜口に先端をあてがった。そのまま彼は身体を伏せ、リンゼイの目前で蠱惑的な笑みを浮かべる。
「ですがこのまま満たして差し上げたのでは、"罰"になりません。リンゼイ様もそう思うでしょう?」
「え……、あの……?」
「もう一度、私を欲しがる言葉を言っていただきたいものです。たとえば──」
リンゼイの耳元に唇を寄せたジョシュアは、そっと囁いた。
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