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隠匿シリーズ☆番外編
第1章 愛ある行為もほどほどに

「レオナルド様。明後日の視察までにどうにかなさってくださいよ? でなければアリエッタ様が代わりに行かれることになりますゆえ。よぉく肝に銘じておいてくださいませ」
ジョシュアがレオにずいっと顔を寄せ、蒼色の双眸を妖しく光らせ見据えた。
「お……おお」
普段とは違う身長差に気圧されてか、レオは口許を引き攣らせて頷いていた。
アリエッタもジョシュアに一瞥されビクリとするも、特にお咎めなしでジョシュアはナキラとキッシュの襟首を掴んで立ち去った。
「……アリエッタ。さっきの聴いてたろ。ともかくなんとかするしかなさそうだ」
「なんとかって……?」
「そりゃあ昨夜と……“いつも”と同じことするしかないだろ」
自分の顔でニヤリとされ、アリエッタはその顔にも雰囲気にも怯える。
「いつもって……」
「わかるだろ? 肌を重ねて何度も高みに昇ればいい。……それだけだ」
にじり、にじりと詰め寄られ、アリエッタはソファーの間際まで身体を寄せるも、背もたれに手をつくレオの腕に囲われ逃げ場を無くす。
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