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仔猫と狼
第12章 微妙
チチチチ…
と鳴く鳥の声で目が覚めた。
今日も学校がある…。
気だるい身体を起こして目覚まし時計を見てみた。
「…まだ6時…。」
前より学校に近くなったからもう1時間は寝れる…。
でも…まぁ…、早く目が覚めたし。
「起きよ…。」
布団から身体を出そうとした時、下肢に違和感を感じた。
「⁉︎」
本当にした訳でも無いのにこんな感じなのだろうか…。
顔が茹る気がしながらもどこか冷静な思考が働いた。
ここにあの人の指ではなくあの人のモノが本当に入ったら…。
そっと、下腹に手を添える。
頭ではなく全身が熱くなる。
でも、嫌な熱さじゃない…。
いや。
このことを考えるのはやめるんだった。
「朝ごはんを作ってみよ…。」
切り替える為に勢いよく布団から飛び出して顔を洗う為に洗面所に向かった。