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仔猫と狼
第12章 微妙

朝食の片付けが終わって時計を見ると家を出る時間になってた。



「やばっ!アニメに夢中になり過ぎてた!」




慌てて部屋の壁に掛けてある制服に手を伸ばす。


「アニメ3本もみてれば、そりゃそうだよなぁ…。」



己の阿保な行動を反省しつつ、着替え終わった。



「髪…っいいや。」



髪を結んでいる時間すら惜しい。


次の電車に間に合わなかったら遅刻だ。



幸いに寝癖も特にない。



「よし。」



私は、部屋の鍵を持ち玄関を飛び出した。






が、鍵をかけ忘れたので慌ててすぐに引き返す。








ドアの前で手に持っていた鍵を取り出し。






鍵をかけて…っと。







ドアが閉まってるかを確認し、今度こそ駅へと走った。










駅までは思っていたより距離が無かったので、ギリギリ1本前の電車に乗ることができた。




「はぁ…はぁ…。…ふー。」









これなら、余裕で学校につける。








…1番登下校する生徒が多い時間だけど…。








ホッとしたのもつかの間、少し憂鬱になり電車に揺られた。







生徒の群れに紛れながら教室についた。








ガラリと教室の扉を開けると異様な物を見るような視線が突き刺さる。







な…なに…??







いつもと違うのは髪型だけだ。






今まで向けられたことのない視線に怯えながら席に着いた。








すると、さっきまで痛いほど突き刺ささっていた視線が消えた。




どうやら、髪で顔が見えず誰だか分からなかっただけのようだ。






周りで会話している子達を盗み聞きして分かった。



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