この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
仔猫と狼
第15章 足音


俺は、監督に投げかけられた言葉を反芻した。






片岡が俺に与える影響…。









俺は…。















「鳥居君。僕は昔の君の方が好きだよ。」












帰る時にそっと結城さんに告げられた、この言葉。












つまり、今の俺は求められていない…。












目の前が暗くなるような思いがした。












イラつく…。








しかし、何にイラついているのだ。














「あの…、あの、鳥居さん!」








片岡が強く呼ぶ声で、ハッとした。










気がついたそこは、いつのまにか片岡のマンションの前だった。









俺は無意識のうちに、車でここまで来ていたらしい。










助手席には、俺に手を掴まれた片岡がいた。









俺に掴まれて手が赤くなっているのにもかかわらず、片岡は俺を心配そうな顔で見ている。






初めて会った時はあんなに自信なさげなみすぼらしい表情だったのに。

















くそっ















俺は、そのまま片岡の手を掴んだまま、呼びかけには答えず車を近くの有料駐車場に停めた。







/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ