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仔猫と狼
第16章 こぼれ落ちる

















情けなく泣く俺を片岡は何も言わずそばにいてくれた。
















それが嬉しくてまた涙が止まらない。
















しばらく泣くと、気持ちがすっきりしてきてここに戻ってきた本来の目的を思い出した。
















でも、それよりも先に。




















「片岡…。」















「はい。」
















「昨日はごめんな…。」
















やっと、こいつに謝ることができた。
















自己満足でしかないが謝罪をした。














その姿はとても情けなかっただろう。













しかし、片岡は俺を責めることも、なじることもせず、ただ『はい。』と答えただけだった。












瞳にも恨みは写っていなかった。
















「片岡。」












「はい。」











もう一度名を呼び、俺がすべきことを伝えた。










「病院に行こう。」


















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