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仔猫と狼
第17章 素直になること














涙が止まらないのが悔しくて、必死に泣き止もうとしていたら鳥居さんとお母さんが何を話しているのか聞くことができなかった。












気がついたときには跪いている鳥居さんが母に頬を叩かれていた。















叩いた母は今にも泣き叫ぶのを堪えたように静かに涙を流しながら、怒りをあらわにしていた。















その姿は、いつかの家出をした私を怒った姿と重なった。













殴られた鳥居さんは母に謝罪した。















「気の済むまで、殴ってくださって構いません。本当に申し訳有りませんでした。」












「あなたは、自分が一体何をしたのかわかっているのですか。こんな年端もいかない、ひとまわりも違うこの子に…。」













「はい。最低な行為をしてしまったと後悔しております。」














張り詰めた糸のようなこの空気感に声を発してはいけないようにも感じるが、それでは鳥居さんが本当に悪者になってしまう。















「お母さんやめて!私が悪いの!私なの!鳥居さんは本当になにも悪くないの!」














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