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仔猫と狼
第8章 勘違い





あぁ〜。面白いなぁ。





鳥居君があんなに表に感情を出すのって、彼がデビューした頃以来じゃないかな。






ってか、高瀬さんは、どういうつもりなんだろう。




てっきり彼女は男好きで、今回は鳥居君のことを狙っているのかと思っていたけど。






今は、行く予定の喫茶店が混んでいたため、代わりにファミレスに3人できている。




僕と高瀬さんが隣同士で彼女を覗き込むように座り、その目の前に怯える様子の片岡さんが座っている状態だ。







…この状態も面白いか。








「片岡さんは、なんで声優になろうと思ったの?」






僕は、彼女に疑問を投げかけた。






「えっと…。山田さんにスカウト…されたんです…。」





「へぇ〜。あの山田さんにスカウトされるんだったら、確かなのかもしれないわね。」





僕が質問したのに、高瀬さんに話しの主導権を奪われた。




「あ、あの…。ごめんなさい。どういう意味なんですか…?山田さんってそんなにすごい人なんですか…?」





業界に関わっている人間しか知るわけもない。





山田君は、原石を見つけるのが秀でて上手い。





しかし、その原石から綺麗な宝石に生まれ変われる子は少ない…。





なぜなら、彼はとても厳しい方法で原石を磨きあげるからだ。








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