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第2章 許されざる関係①

「…ど、どうって…、優しいし…頭も良いし…小さい頃から、わ、私の憧れだよっ｣

「…ほんとに、それだけ？｣

「あっ…！｣

不意に耳朶を甘噛みされ思わず声を出してしまい、慌てて口元を右手で覆った。

「可愛い声…(笑)レイナ、感じちゃったの？｣

顔が一気に赤くなり、恥ずかしくて首を横に振る。

「…嘘つきだな、レイナは｣

そして、私の唇は奪われた。