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電池切れ
第2章 27歳・・初めての同窓会・・
大きな幹線道路の下をくぐりぬけると、
昔っからあるラブホテルの前に出た。
悟は私の体を抱えるようにして、ホテルの門をくぐっていく。
部屋の中は古めかしい作り。
恋人と行く新宿のラブホテルと比べたら
それはそれはレトロな雰囲気。
設備も最新じゃない。でもそんなこと・・
ちっとも気にならない。今は・・
悟に抱かれるってことで、頭がいっぱいだから・・
「このホテルの中ってさ、こんなふう・・」
照れ隠しの言葉はヤツの唇にさえぎられた。
その後は・・体が勝手に動いていった。
恥ずかしいだとか、恋人を裏切ってしまっただとか、
そんなことこれっぽっちも気にならない。
考えもつかない・・
今、私の中で思いを遂げようとしている
悟の動きに逆らわないでついていけ・・
ただそう思うだけ・・