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電池切れ
第2章 27歳・・初めての同窓会・・
「お~思う思う!相変わらずいい体つき・・
だもんな、美月、なっ!」
そう言いながら私の腰に手をまわしてくる、
和弘・・
隣りに座ってるのをこれ幸いとばかりに腰をなでまくる・・
「ちょっと!なにやってんのよ!やらしいわね!」
バシッと和弘の手を叩く。けど・・
叩かれた手は腰を離れ、ゆっくりと私の背中をはっていく。
その様子を正面から・・
悟は見ていた。
彼からは見えないはずなのに、その手の動きが
わかるかのように、視線が動いている・・
「ちょっと和弘、あんた結婚してたよねぇ」
逆隣りに座る真樹子が、和弘の頭をひっぱたく。
叩かれた頭をさすりながら、ペコペコと頭を下げる和弘を
みんなして笑い飛ばす。
27歳で結婚済み。この頃はそんなに珍しい事ではなかった。
早いヤツは20歳で子供産んでるやつもいるし。
このメンバーの中にもまだいる。
好恵と香織。政夫も来年あたり、とでれっとした顔で話した。
「そういえば悟は?あんたまだ予定ないの?」
ここに座ってからはじめて悟に話しかける。
やっと、正面切って見つめ合う。
「オレ?まだまだ!」
「じゃあ、彼女いないの?」
割り箸くわえながら、斜めに見つめる。
なにかを期待するように・・
「いるよ、一人」
その答えにみんな一斉に声を投げかける。
非難のこもった声、ニヤニヤと想像する声、
そして・・落胆の声・・
「悟、その言い方じゃあ他にも女、いるんだろ?
彼女じゃない他の女ともやってるな~」
和弘がズバッと言い放つ。
政夫もニヤニヤしながら様子をうかがう。
「オレさぁ、けっこう・・好きなんだよな。
自分でも驚いてんだけどさ、オレってこんなに手、
早かったかなぁって」
女子4人は顔を見合わせる。
それから悟に非難の眼差しを向けた。
最初に口を開いたのは、私。
「へぇ、悟ってそんな男になっちゃったんだ。
高校生の頃なんて、女の子のかたわらに黙って寄り添うみたいな
控えめな感じだったのにさ。どこでどう変わっちゃったのよ」
なぜか口をとがらせる。
そんな怒るような事じゃないのに、イラッとしながら悟と睨む。
だったらなんで私に手、出さなかったのよって・・
だもんな、美月、なっ!」
そう言いながら私の腰に手をまわしてくる、
和弘・・
隣りに座ってるのをこれ幸いとばかりに腰をなでまくる・・
「ちょっと!なにやってんのよ!やらしいわね!」
バシッと和弘の手を叩く。けど・・
叩かれた手は腰を離れ、ゆっくりと私の背中をはっていく。
その様子を正面から・・
悟は見ていた。
彼からは見えないはずなのに、その手の動きが
わかるかのように、視線が動いている・・
「ちょっと和弘、あんた結婚してたよねぇ」
逆隣りに座る真樹子が、和弘の頭をひっぱたく。
叩かれた頭をさすりながら、ペコペコと頭を下げる和弘を
みんなして笑い飛ばす。
27歳で結婚済み。この頃はそんなに珍しい事ではなかった。
早いヤツは20歳で子供産んでるやつもいるし。
このメンバーの中にもまだいる。
好恵と香織。政夫も来年あたり、とでれっとした顔で話した。
「そういえば悟は?あんたまだ予定ないの?」
ここに座ってからはじめて悟に話しかける。
やっと、正面切って見つめ合う。
「オレ?まだまだ!」
「じゃあ、彼女いないの?」
割り箸くわえながら、斜めに見つめる。
なにかを期待するように・・
「いるよ、一人」
その答えにみんな一斉に声を投げかける。
非難のこもった声、ニヤニヤと想像する声、
そして・・落胆の声・・
「悟、その言い方じゃあ他にも女、いるんだろ?
彼女じゃない他の女ともやってるな~」
和弘がズバッと言い放つ。
政夫もニヤニヤしながら様子をうかがう。
「オレさぁ、けっこう・・好きなんだよな。
自分でも驚いてんだけどさ、オレってこんなに手、
早かったかなぁって」
女子4人は顔を見合わせる。
それから悟に非難の眼差しを向けた。
最初に口を開いたのは、私。
「へぇ、悟ってそんな男になっちゃったんだ。
高校生の頃なんて、女の子のかたわらに黙って寄り添うみたいな
控えめな感じだったのにさ。どこでどう変わっちゃったのよ」
なぜか口をとがらせる。
そんな怒るような事じゃないのに、イラッとしながら悟と睨む。
だったらなんで私に手、出さなかったのよって・・