この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~大人のための官能童話集~
第4章 三幕‥赤ずきんちゃん◆
 

……手紙の中身はこうだ。






どうやら、ニーナが知らない内に父の散財は悪化の一途を辿り。

連なるように借金もだんだんと膨れ上がり、資金繰りに困った母は娼婦のような真似事にまで手を出していた。

しかし、それも長くは続かず。

“飽きた”などというふざけた理由を取引相手が言い出し、次は若い娘であるニーナを差し出せと命令してきた。

……だが、ニーナは大事な娘だから。

そんな事をするぐらいなら、自分達が犠牲になるからと。

母親は一縷の望みを託し、ニーナを森奥まで逃がした。

手渡したお使いの品は、しばらくの間の繋ぎとしてニーナへと預けられた物だった。

それである程度の時間を置いてから、街にでもお逃げなさいと……僅かながらの金も同封されていたらしい。



そして最後に。

願わくは、幸せになってほしい。と母からの悲痛な願いが締めくくりに綴られていた。






「……そ、んな」

「これで分かっただろ? 俺達に見つかった以上、アンタは俺達に犯される運命なんだよ」

「…………」


母の事情を知らなかったニーナは、男達から聞いた話に絶句する。

 
/69ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ