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~大人のための官能童話集~
第4章 三幕‥赤ずきんちゃん◆
「ふ……ゔっ…ぐ、ンンッ…!」
「あー気持ちイイ……あ、歯は立てるなよ? つっても、そんな気力も無いか?」
ハハハッと上からニーナを嘲笑い、気遣いなんてものは無い腰の振りようで男はニーナを責め立てる。
これには流石のニーナも抵抗したい衝動に駆られたが……やはり、力が入らない。
腕や足を試しに動かそうとしてみたものの、全身が鉛に繋がれでもしたかのように動かないのだ。
どうすることも出来ない。
瞳からは生理的な涙が滲み、くぐもった声を漏らす他なかった。
「あんまり手酷く扱うなよ? 壊しちまったら、これから使いモンにならねえからな?」
「分かってる…よ! 赤ずきんちゃんには、俺達の金を稼いでもらわないと困るからなぁ?」
「――!!」
口内を犯され、全身を這いずり回る手や唇の感触に意識が遠くなりそうになりながら。
耳にした男達の台詞に、ニーナはこの先の自分の運命を悟る。
(お母さんが苦しんだように……わたしも、同じような扱いを……)
そう思ったら、目端に溜まっていた涙が一筋。
ニーナの頬を伝い落ちた。