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~大人のための官能童話集~
第4章 三幕‥赤ずきんちゃん◆
 

そしてニーナを貶めようと、


「早く突っ込んで欲しくて堪らないんだろう?」


侮辱や嘲りの意味合いを込めた言葉を男はニーナへ投げつけ、鼻息荒く自らのズボンへと手をかけた。

股間の辺りは既に膨らみ、はち切れんばかりに存在を主張している。

窮屈なソレを解放してやろうと男はズボンを一気に下ろし、先走りで湿った下着も膝上まで引き下ろした。

足を開かせた体勢のままで男はニーナの上へ覆い被さり、囁く。


「……挿れて欲しいよな? コレを」

「……っ」


蜜液が滴る割れ目にひた、と宛がわれる丸みを帯びたナニカ。

いくら男性経験の無いニーナでも、その正体が何なのか。

おおよその検討はついている。


(……でも、身体はまだ――)


犯される恐怖がひたひたと忍び寄り、必死に腕や足を動かそうとするニーナだったが、薬の効果は未だ健在で。

逃げようにも、逃げられない。

このまま自分は、男に犯されるのを待つしかないのだろうか――――







そう、ニーナが諦めかけた矢先であった。

 
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