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バックヤードの誘惑
第2章 反応してしまった・・
「そういえば吉沢さんはデパートでの経験があるんだったよね」
「はい、若い頃ですけど」
「今だって若いじゃない。まだ38でしょ?」
38が若いかどうかは判断しかねるが、
40目前の女にとっては若い、という言葉は何よりうれしい。
「社長だって、40歳には見えないですよ。
私と同じくらいにしか見えないですぅ」
「え~?たった2歳しか若く見えないの?」
和樹のとがらせた唇を見たら、
なんだか下半身が
じんわりと熱くなったのを、美佐江はしっかりと感じ取った。
・・やだ、あたしったら・・
少しうつむき加減になった美佐江を見て、
獲物がかかりそうだと和樹は思ったのだろうか。
けっこうな近さまで体を寄せて話し出す。
「バックヤードってさ、なんか
変な気分にならない?
そそられるっていうか・・」
え?と意外な内容に口を半分開いて
和樹の顔に見入った。