この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
若社長と秘書子の攻防
第2章 セカンドラウンド



  そう、そうよ。社長が私を暫く帰さないと言った時点で気付くべきでした。


  この方のやり方、まざまざと見せつけられたばかりじゃないですか。


  突発的な衝動で、行動される方じゃないですもんね。


  外堀、ガッツリカチカチに固めやがってたんですね?


  会社だけじゃなく、ご自分の両親や私の両親にまで!!


「母とはいつ頃から接触されてたんです?」


  口許をひくつかせ問いただす。


「さあ? 半年くらいかな」


「は、半年!?」


  声、ひっくり返ったじゃないですか!!


「母は一言もそんなこと……!」


「言ってないだろうな。『彼女は恥ずかしがり屋だから、自分から言い出すまで見守ってください』と話しておいた」


  口からエクトプラズム出してよろしいですか?


  あと、何でもかんでも恥ずかしがり屋で済まさないでください!


「今朝、母に恋人を連れて行くからと連絡を入れておいた。布団は気を利かせてくれたんだろ」


  ……今朝の時点ではまだ恋人でもなんでもないですよね? なんて訊くのは愚問でしょう。


  どんなにペースに飲まれないと足掻いてみても、所詮は社長の掌の上でのこと。


  お釈迦様の掌の上の妖怪猿ですね、私は。








.
/94ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ