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若社長と秘書子の攻防
第2章 セカンドラウンド
「ずっとこうしたかった。今さら止めてくれるな」
切なく細められた眼に、不覚にもキュンとなる。
壁ドーーンには胸キュンいたしませんでしたが、こんな顔されては世の乙女が体験するという胸キュンを体験しちゃったじゃありませんか。
嗚呼……ダメだ。
どうあってもこの方の前では私らしくいられない。
止めなきゃという理性すらも抵抗力を無くしていくのを頭の隅で感じていて。
拘束されていた手首が自由になっても、下着に指がかかっていても、抗うという行為が虚しく思えるほどに社長に私は陥落していた。
「あまり……見ないでくださいね」
「悪いな。眼はいいほうなんだ」
「意味がわかりかねます!」
真っ赤になって鉄扉面も崩し叫ぶ。
下着から零れる、という表現が似つかわしくない超がつくほど小ぶりな胸が晒され、いたたまれなくなるのですが。
「申し訳ありません……」
申し訳程度の胸に謝りたい気持ちにもなる。
すると社長はふっと笑った。
「なぜ謝る?」
「お……大きくないので、その……」
「大きさはさほど重要じゃない。重要なのは感度だろ」
さらりとセクハラ発言と共に光線出すの、本気でやめてほしいんですが?
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