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若社長と秘書子の攻防
第2章 セカンドラウンド



 自分でさえどうなっているかを把握していない場所を、人前でさらけ出している。それも社長の前で。


 ショック死ならぬ羞恥死を起こしそうなのに……無反応な時間がえらく長くないでしょうか!?


 他人様と比べられる場所ではありませんが、私のそこ、なにか変なのでしょうか?


 不安が募り、きつく結んでいた瞼をそろりと開けると……まだ見ていらっしゃる。


「しゃ……ちょう?」


 声色にも不安が滲み、少し震えてしまいます。


 呼びかけると社長はそこから視線を外し、社長らしからぬ甘やかな笑みを浮かべる。


「ああ、すまん。あまりに綺麗で見とれていた」


「なっ……!? そんなところ綺麗なはずないです!」


「そんなことはないぞ?」


 言いながら社長は秘部の両側を親指で拡げる。


「奥まで桃色で、とても美しい」


「……っ! だから解説はしないでくださ……やぁっ!」


 今度は拡げた少し上にある突起をぐるりと円を描いて捏ねられ、ビクリと腰が跳ねた。


「ここも。膨らんで硬くなっていても控え目な大きさだ」


 やめてくださいと言っているのに、この人は!


 私をいたぶるのが趣味なんですか!? そうなんですね!!?






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