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若社長と秘書子の攻防
第2章 セカンドラウンド



 正直、根をあげてしまいたいのはやまやまです。私の知識によれば、男性の性器をさっきまで指でさんざん弄られていた場所に挿入しなければ、行為は終わらないはずです。


 でも、これ以上なにかされたら、今度こそお陀仏になりますよ、私。


 それでもなんでしょうね。社長に挑まれると、どうにも張り合いたくなるのは性なのか、はたまた運命なのか。


「こ……この程度で私が根を上げるはずありません」


 息切れしつつもきっぱりと言ってしまうこの性格、心底呪いたくなります。


「上等だ。それでこそ僕の佐和だ」


 いつ、あなたの私に……というツッコミは、まさに突っ込み返される気配に消え失せる。


 ジーッと下ろされたチャックの音と、そこから放り出されたそそり立つモノに、私は言葉も息も呑み込む。


 これが……男の人の……?


 指とは比べ物にならない太さのそれは、青ざめても当然の反応というもので。


 亀に似ているらしいという話は耳にしたことはありましたが、ミドリガメを想像していた私の考えを遥かに覆すシロモノ。


 これを私の中に挿れると!? 










 絶 対 死 に ま す!!




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