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若社長と秘書子の攻防
第2章 セカンドラウンド



「ま……、やっ……!」


 入っただけで奇跡なのに、あんな大きなものが出入りされては出ちゃいけないもろもろが引き摺りされそうで怖い。それにヒリヒリとした痛みもあって。


 いやいやと声にならない音を口から漏らし訴えるも、社長は掘削でもするかのように私の内部を押し広げ、細かに出したり入れたりを繰り返す。


「ひどい……です。私まだ……っ」


「慣れてないのは承知している。だからこうして優しく慣らしているだろ」


「どこが……っ!」


 社長の優しいの基準、ズレておりませんか!?


 そもそもこの方の辞書に優しいという項目があることすら怪しいですが。


 恨めしく睨んでやりたいのに、擦られ、抉られ、揺さぶられては情けなく見つめるしか出来なくて。


「少し柔らかくなってきたようだ。準備運動はこれくらいにして、本番といこうか」


「じゅ……、本番!?」


 聞き捨てならないセリフに声がひっくり返ってしまったじゃないですか!!


 もう本番してますよね!? まだなにか企んでいるんですか、あなたはっ!!







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