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若社長と秘書子の攻防
第2章 セカンドラウンド
どのくらいそうしていたか。喉がヒリヒリとし、声が涸れ。浅い場所も深い場所も社長は私が泣いて止めても責めてきて。
痛みはとうに無くなり、ただただ快感と社長の熱に翻弄される。
「佐和……」
社長にも余裕が消え、互いの呼吸が入り乱れ、速度を速めた腰つきにすがるものが欲しくて腕を伸ばす。
「理人……キスしてください」
挑むとか、張り合うとか、裸になってすべてを曝け出した者の前には無意味で。白い光に浚われる前に懇願すると、社長は応えてくれた。
「佐、和……っ!」
「あっ、んっ、んんんっ――……!」
穿たれている熱い楔が一層膨らみ、同時に快感のうねりが湧き上がり。
舌を絡ませ、弾ける光に呑み込まれた。
「あのぉ……」
「どうかしたか?」
「どうしたもこうしたも、なにをなさっておいでですか?」
「見てわからないのか? もう一度ことに及ぼうとしているのだが?」
「わかります!! わかるから止めているんです!」
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