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若社長と秘書子の攻防
第3章 ラストラウンド
「あ、んっ……!」
強くもなく、弱くもない絶妙な力加減に腰が跳ねる。
「こんなにしておいて、やめられるのか?」
意地悪く微笑む社長。……このドSバカ社長!!
こちらは意地で対抗する。
「やめられます!! それに誰かが入ってきたらどうするんですか!?」
「それなら問題ない。鍵は締めてある」
い、いつの間に……っ!? 想定内ですか、この状況。いえ、計画的犯行ですね!?
「そ、それでもですね? ええと……そう! アレはどうするんですか!?」
「アレ? ああ、コンドームのことか。それも問題ない」
せめて避妊道具と言って欲しいのですが、と口をパクパクさせていると、引き出しからドーンと出される箱。
わぁ! 家族計画も計画的ー! ってバカ!!
「なんでそんなもの、机から出てくるんですか!? やっぱりいいです。聞きたくありません!」
にやりと笑われ、慌てて首を振る。聞いてもいいことありそうにないですから。
「ちなみにこれも用意してある。好きなものを選べ」
小さな箱の横にずらりと並べられた、包装してある薄い長方形。
こ、これは……!?
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